お風呂場の湯気の中を歩いているような暑さ。関西に来てもう15年くらいになるけれど、この暑さだけはいつまで経っても慣れることができない。わたしが高校生の頃の九州はこんなに蒸し暑くなくて、日差しの強さが痛いようなカラッとした暑さだったから、ずっと夏になると九州のほうが過ごしやすいと思っている。
9月8日(日)の文学フリマ大阪に向けて、合同のフリーペーパーを制作している。詩の他に、お互いへの質問と答えを載せる予定。それとは別に個人のフリーペーパーも出すつもり。
原稿が出来上がったので、エッセイと日記の本『戦略などなかった』の入稿をした。データチェックを無事に通ったようなので、8月上旬に納品されるはず。文学フリマで配ったり、『戦略などなかった』に挟み込んだりしようと思って、ステッカーも作ってみた。
この間友人に言われたのだけれど、わたしは人間として強そうな見た目らしい。言わんとすることは分かる。わりに背が高く骨格がしっかりしていて、顔立ちもはっきりしているほうなので、可愛らしくも弱々しくもないと思う。気が強そうというか。ド派手な色や柄の服でも負けない。
今まで生きてきて、ナンパはされないし、キャッチセールスや客引き、宗教の勧誘などに声をかけられることもないし、渋谷ではスクランブル交差点で信号待ちをしている時ビラ配りに避けられたし、いわゆる「ぶつかりおじさん」にも出くわしたことがない。でも、なぜか街角でキャンペーンをしている人道支援系の団体には必ずと言っていいほど声を掛けられる。国境なき医師団、UNHCR、UNICEF、WFPなどに、派手な服の時もカラーマスカラの時も声を掛けられる。この、不思議な顔。
今、常勤非正規雇用で働いているのだけれど、正規雇用になりそう。一安心。しばらくは会社員を続けてお金を貯め、もう会社員は終わろうかなと思ったら、本屋さん兼作業場を開きたい。会社員のままでいいかなあと思ったら、兼業作家としてやっていけたらよい。そのためにも、もうちょっと書く仕事をもらえるようになりたいのだが、どのように営業をしたらよいかわからないし、どの程度なら会社員と両立して書き続けられるのかもわからない。出版業界ってどうなっているのかしら。