詩とその周辺
風が吹き抜けるとき雑多な手の気配がしてひとびと、同じ空気の中に詰まっている着実に日々は進み逃げ込む場所を隠し持…
aya-ebina
湖面を渡ってきた風が吹き渡り髪の毛がさらわれる辺り一面に響く歌声集った人々の身体を揺らし振るわせ隣の人が普段ど…
今、窓辺にしずかな日差しが注ぐ何者でもない生身をさらして自分の輪郭が淡く発光するのを見る肌理としわと産毛と血管…
忘れてもよいことばかり抱えて記憶はドライフラワーの束かつての美しさを辿っては目の前にうつし出そうと、戻らない存…
ここへ、とても待っていたおとないを 今降り注がれて ようやくわたしの戦いが幕を下ろす 何をどうやって呼吸してき…